本学渡邉研究室が開発したポール法が被ばく低減セミナーで紹介されました。
【循環器画像技術研究会】主催による
第46回 IVR被ばく低減技術セミナー
が下記の日程で開催されました。
開催日時: 2022 年8 月27 日(土)
開催場所: Zoomウェビナー(Web開催)
この中で、千葉県救急医療センターの野口和希氏が、「空間線量測定」をご講演され、その中でポール法が紹介されました。
ポール法の一例を下記の図に示しました。
ポール法は、簡便かつ汎用的なX線診療室内の空間線量の測定法です。

- どの線量計を使うかは自由です。
- 高さも個数も自由です。
- どの位置に置くかも、何本置くかも自由です。
- 管球の角度を変えて測定することにも対応できます。
- つまり、汎用性が高いです。
- 室内の線量分布測定を作業者が被ばくせずに一度で行うことができます。
- つまり、非常に簡便に、室内線量分布や放射線防護機材の線量低減効果を可視化できます。
- 測定中に緊急検査が入っても、測定位置に目印を付けておけば、一度どかして、緊急検査後に再配置することも簡単です。
- 上図のように、水晶体等価線量測定専用の線量計を用いれば、水晶体等価線量を直接測定できます。
- PCI、ERCPならびにCT透視下生検等のIVR術者の水晶体等価線量を測定し、年間の線量を推定することができます。
- 防護眼鏡や水晶体等価線量測定専用の線量計の配布基準設定に役立ちます。
下記の記事でも紹介していますので是非ご覧ください。
X線診療室内の線量分布測定の推奨 – WEB放射線管理室 (radi-manage.site)
2022.09.03