医療被ばく

診断参考レベル改訂紹介シリーズ

2020年7月3日,日本の診断参考レベル(2020年版)が公開されました.わが国の最初の診断参考レベルは2015年に公開されていますのでこの改訂版です.2020年4月1日施行の改正医療法施行規則により,比較的線量が高いX線CT,循環器用X線透視診断装置,核医学においては医療被ばく線量の管理と記録が義務付けられました.医療被ばく線量の管理は原則診断参考レベルを用いて行います.つまり,改訂された診断参考レベルは患者さんが受ける放射線診療による医療被ばく線量の最適化にとって重要な指標です.

そこで,公益社団法人 神奈川県放射線技師会 放射線安全管理委員会が,改訂された診断参考レベルの概要や変更点を下記のとおり紹介しました.筆者はこの委員会の委員長を務めており,神奈川県以外の方々にも紹介したいと思います.

渡邉 浩,新田正浩,前原善昭,田島隆人.医療被ばく線量を管理するための”診断参考レベル”が改訂されました.かながわ放射線だより 73(3);5-8:2020.
KART288.pdf (kart21.jp)

2022.02.05

〇一般撮影

高橋康太,渡邉 浩,関 将志,白川光平,新田正浩.Japan DRLs 2020改訂―一般撮影について.かながわ放射線だより 73(4);5-8:2020.
KART-289.pdf (kart21.jp)

〇X線CT

小川泰良,渡邉 浩,稲垣直之,新田正浩,前原善昭.Japan DRLs 2020改訂―CTについて.かながわ放射線だより 73(5);4-8:2021.
KART290.pdf (kart21.jp)

〇血管造影・IVR

岩崎真之,山本和幸,渡邉 浩,前原善昭,坂野智一,芹田 樹,田島隆人.Japan DRLs 2020改訂―血管造影・IVR領域ー.かながわ放射線だより 73(6);5-8:2021.
KART_291.pdf (kart21.jp)

〇診断透視

佐川知宏,渡邉 浩,稲垣直之,関 将志,山本和幸.Japan DRLs 2020改訂―診断透視について.かながわ放射線だより 74(1);5-8:2021.
KART292.pdf (kart21.jp)

〇歯科X線撮影

宇田川孝昭,渡邉 浩,新田正浩,関 将志,小川泰良.歯科領域のX線撮影.かながわ放射線だより 74(2);5-8:2021.
神奈川放射線293号.pdf (kart21.jp)

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