職業被ばく

日本学術会議・見解「医療従事者の職業被ばくに係る放射線管理の 改善に向けて」の参考文献

日本学術会議から、見解「医療従事者の職業被ばくに係る放射線管理の 改善に向けて」(以下、日本学術会議による「見解」)が公開されたことは、2023年11月22日に掲載した記事で紹介しました。
見解:医療従事者の職業被ばくに係る放射線管理の改善に向けて (scj.go.jp)

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日本学術会議からの文書の社会的影響は大きく、このような文書が公開された後には、法改正や関係学会からガイドラインが出されることが多いとされています。

医療被ばくの適正管理を求めた改正医療法施行規則の施行は、2020年4月1日でしたが、その約3年前の2017年8月3日に、日本学術会議より「CT 検査による医療被ばくの低減に関する提言」が公開されていました。

今後、医療従事者の職業被ばくの低減や適正管理に大きな影響を与えることは確かであると考えています。

本ブログで度々紹介している調査結果が、この度の日本学術会議による「見解」の参考文献として数多く用いられています。
下記に日本学術会議による「見解」で参考文献として示された箇所を抜粋して列挙しました。
参考文献9が、私が主に担当してまとめた調査結果を含む研究班の報告書です。

 

2020年度の調査結果は、3つの分野に分けて下記のように論文として掲載されています。
必要に応じてご覧ください。一般の方でも日本診療放射線技師会のHPから閲覧することが可能です。

1)基本的な放射線管理
渡邉 浩,山本和幸,坂本 肇,他.医療機関における放射線業務従事者に対する基本的な放射線管理に関する調査報告.日本診療放射線技師会誌 2022;69(837):28-35.

2)防護研修
渡邉 浩,山本和幸,坂本 肇,他.医療機関における放射線業務従事者に対する放射線防護研修に関する調査報告.日本診療放射線技師会誌 2022;69(834):49-56.

3)測定器と防護機材の配備・着用
渡邉 浩,山本和幸,坂本 肇,他.医療機関における放射線業務従事者への個人線量計および放射線防護機材の配布ならびに着用状況等に関する調査報告.日本診療放射線技師会誌 2022;69(841):17-27.

2021年度に実施した調査結果をまとめた論文が、先日、日本診療放射線技師会雑誌に採択されました。近々、掲載されるものと思います。

本サイトでは,医療従事者の職業被ばくについて,多くの記事を掲載してきました.
しかし,新型コロナの影響もあり,医療現場の対応はあまり進んでいないように思います.
これから本格的に対応が求められると考えています.
今後の積極的に記事を掲載し,医療現場を支援する予定です.

2023.12.16
群馬パース大学
渡邉 浩

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