職業被ばく

IVR医師の水晶体被ばく線量に関する調査報告論文が掲載されました

正式名称は、「IVRに関わる医師の水晶体被ばく線量および被ばく管理に関する調査研究」である、下記の論文が日本診療放射線技師会雑誌に掲載されました。

荒井一正、渡邉 浩、目黒靖浩、北山早苗、矢部 智、佐々木健、長谷川健、福住 徹、川﨑英生、佐藤洋一.IVRに関わる医師の水晶体被ばく線量および被ばく管理に関する調査研究.日本診療放射線技師会雑誌 2022;69(840):32-41.
-2022-10.indb (jart.jp)

この論文は、日本放射線公衆安全学会の事業の一環として行ったものです。本記事の筆者である私も当時、理事として参画し、共著者になっています。

この論文の重要な点を下記に列挙しました。

1)5年間の水晶体被ばく線量(等価線量)が100 mSv以上被ばくする医師の割合が明らかにした。
2)不均等被ばく管理の測定・管理が出来ていない診療科別医師を明らかにした。
3)個人線量計を装着すべき労働環境にあるにも関わらず個人線量計を装着できていない状況を明らかにした。
4)水晶体専用個人線量計を使用していない施設が非常に多いことを明らかにした。
5)X線TV室は血管撮影室よりも被ばく管理に課題が多いことを明らかにした。
6)医療従事者の職業被ばく管理体制が構築できていない施設の割合を明らかにした。
等です。

是非、ご確認ください。

2022.10.08

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