日本学術会議から,見解「医療従事者の職業被ばくに係る放射線管理の 改善に向けて」が公開されました.
見解:医療従事者の職業被ばくに係る放射線管理の改善に向けて (scj.go.jp)
見解の骨子は以下の4つです.
詳細は文書でご確認ください.
(1) 医療機関内の放射線管理組織の構築
(2) 医療機関内の放射線安全管理規程の策定
(3) 放射線安全のための教育の充実
(4) 職業被ばくの個人線量管理の改善
本サイトでは,医療従事者の職業被ばくについて,多くの記事を掲載してきました.
しかし,新型コロナの影響もあり,医療現場の対応はあまり進んでいないように思います.
これから本格的に対応が求められると考えています.
今後の積極的に記事を掲載し,医療現場を支援する予定です.
2023.11.22
群馬パース大学
渡邉 浩
[…] 眼の水晶体の等価線量限度が大幅に引き下げられた改正電離放射線障害防止規則の施行(2021年4月)から、既に3年が経過しました。特定の医師に対する経過措置の期間も過ぎました。 ここ数年は新型コロナによる影響で医療法施行規則に基づく保健所等の地方医療行政機関の立入検査も十分に実施できなかった地域もあると思います。 病院の医療従事者の職業被ばく管理は多くの問題を抱えていて、日本学術会議から見解も示されています。 そういう意味で、病院の職業被ばく管理への立入検査と指導はこれからが本番と考えています。 今後、保健所等の地方医療行政機関による立入検査で本格的な検査が行われると思われます。また、労働基準監督署による立入検査が増える可能性もあります。 […]
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