2025年12月6-7日に開催される日本放射線技術学会関東支部の学会に学部生が1名、学会は発表にエントリーし、採択されたことは報告しました。
ゼミ生が今年も学会発表します – WEB放射線管理室
この学会は長野県で開催されます。
発表セッション(スケジュール)が決まりました。
2025年12月7日(日)10:45~11:35のCT関連のセッションです。
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演題名は「CT室内線量分布に基づく頭部CT検査介助1回当たりの医療従事者線量の推定」です。
発表学生は大館双葉さん(4年生)です。
CTは患者さんが受ける線量(医療被ばく)が多いですが、CT室内でやむを得ず従事する医療従事者の被ばく線量(職業被ばく)が多いです。
頭部外傷患者等の頭部CT検査の呼吸管理あるいは体動抑制のために,医療従事者がCT室内に立ち入ることがあるからです。したがって、医療従事者の職業被ばく管理が重要です。
頭部CT検査1回あたりの介助による被ばく線量が推定できれば、防護眼鏡等の放射線防護具の着用の必要性の判断が、検査介助前にしかも容易に分かります。
この発表や研究が、医療従事者の職業被ばく低減に貢献できることを願っています。
私のゼミでは、学会発表にチャレンジしてもらっています。
強制ではなく、学部生自らの立候補制です。
このような研究を通じて、学部生でも医療の健全な発展に寄与できることを実感してもらうことを願っております。
昨年度も渡邉ゼミの学生が2名学会発表を行い、1人は優秀演題賞を受賞しました。
これで3年連続の学会発表になります。
学部生の学会発表が終了し表彰されました – WEB放射線管理室
今年も渡邉ゼミ生が発表、表彰されました – WEB放射線管理室
今年は、私のゼミ以外でも学会発表をしてくれます。
高橋哲彦先生(教授)のゼミが、最新のMRIを使った研究の発表を行うことになっています。
本年3月に新規導入したゼロヘリウムのMRIで、医療機関や他の大学からも関心を集まっています。先日は、医療機関の診療放射線技師の方々が視察に訪れました。
最新ゼロヘリウムMRIを設置しました – WEB放射線管理室
2025.11.01
群馬パース大学医療技術学部放射線学科
学科長・教授 渡邉 浩